墨付けをする大工・手刻みのできる工務店大工職人の技

墨付けや手刻みについてのご紹介ページ。墨付けや手刻みの出来る大工が少ない昨今、手刻み加工は貴重な技術となりました。佐原工務店では木の性質やクセに合わせて職人ならではの技術で家作りをしております。

職人の技

「墨付け」というのは、大工職人が木材に加工をするための目印をつけることです。その目印に合わせて大工職人が木材を加工することを「刻み(切り込み)」といいます。

●墨付け
墨付けをする際、まず木の狂いやねじれがないか確かめます。墨壺(すみつぼ)という、木材に線を付ける為の道具を用いる場合はもちろん、鉛筆やペンなどで大工職人が付けた線や印も『墨付け』と云われます。

●刻み(切り込み)
木材同士をつなぐように加工しています。片方に『ほぞ』という凸部を作り、もう片方にほぞを入れる為の穴、『ほぞ穴』など凹部を作るのが基本で ほぞにも『蟻(あり)ほぞ』『扇ほぞ』『地獄ほぞ』など色々な種類があり、職人は用途に合わせてほぞを作ります。ほぞ接ぎは接合の強度がとても強くなり、丈夫な家作りに役立つ技法です。

佐原工務店は現場の内容によって大工による墨付け・刻み(切り込み)も行っていますが、木材加工業者によるプレカット加工=機械加工もメリットがあります。 『丈夫で長持ちする家作り』をする為に、木の性質やクセを見極めてプレカット加工、大工職人による加工と臨機応変に対応できる技術が私たちの強みです。